第21回全国まなべ会姫路大会


一弦琴の中興の祖、真鍋豊平翁についての説明を聞かせていただいた後、一弦琴の素晴らしい三重奏を拝聴しました。


中央と右側の一弦琴は高音(通常音)絃と思われます。左端のは低音絃で琴の胴も長くなっています。

3曲を演奏していただきました。演奏の一部をご紹介します(こちらへ)。

1.真鍋豊平先生の歌に曲を付けた須磨琴オリジナル曲
 「ひとすじに心こめたることなればちよのしらべもたえじとぞおもふ」

2.「おしどり」(真鍋豊平作曲)

3.「青葉の笛」

 須磨寺は平家の菩提寺である。平家物語でもっとも悲しく哀れを誘うものに、平敦盛卿と熊谷直実の一騎打ちがある。このとき敦盛卿はわずかに十六歳であった。 その敦盛卿が死ぬまで肌身離さず持っていた青葉の笛、小学唱歌にも取り上げられました。

 一の谷のいくさ破れ 討たれし平家の公達あわれ あかつき寒き須磨の嵐に 聞こえしはこれか青葉の笛

 更くる夜半に門を敲き わが師に託せし言の葉哀れ 今わの際まで持ちし箙に 残れるは「花や今宵」の歌



上記の歌詞の一番は平敦盛、二番は薩摩守忠度を題材にしている。